タグ

Avoided Emissions BELS CASBEE CFO向け ESG投資 EV EVトラック FCトラック GHG算定 GX GX-ETS GX事例 GX人材 GX入門 GX基礎知識 GX投資 GX投資ROI GX用語集 GX税制 GX補助金 HV IFRS S2 IRR ISSB LED LEVO補助金 PHEV PPA RE100 SBT Scope1・2 Scope1Scope2 Scope3 SHIFT事業 SSBJ TCFD TNFD ZEB エコドライブ カーボンクレジット カーボンニュートラル カーボンニュートラル投資促進税制 カーボンプライシング カテゴリ1 クライメートテック グリーンウォッシュ グリーンボンド グリーンリース グリーン金融 サステナビリティ・リンク・ローン サステナビリティ開示 サプライチェーン排出量 サプライチェーン排出量(Scope3) スタートアップ トランジション金融 ネイチャーポジティブ バーチャルPPA パリ協定 ヒートポンプ フロン規制 モーダルシフト リスキリング 中堅・中小企業 中堅中小企業 中堅企業者 中小企業 中小企業経営強化税制 京都議定書 人材開発支援助成金 内部炭素価格 再エネ賦課金 再生可能エネルギー 冷ケース対策 削減貢献量 化石燃料賦課金 即時償却 卸売小売業GX 取引先要請 国際枠組 大規模成長投資補助金 太陽光発電 小売業 脱炭素 建築物省エネ法 建設不動産 戦略分野国内生産促進税制 投資回収 投資回収・ROI 投資回収ROI 排出原単位 排出量取引 排出量取引制度 排出量算定 改正GX推進法 改正物流効率化法 改正産競法 有価証券報告書 業種別GX事例 水素 法定開示 物流2024年問題 生物多様性 産業競争力強化法 省エネ 省エネ基準義務化 省エネ投資 省エネ補助金 省エネ診断 第三者保証 経営企画向け 脱炭素 脱炭素投資 脱炭素経営 自然資本 補助金 製造業GX 設備投資 賃上げ要件 運送物流 運送物流業 電動車 電化 電気代対策
GX用語集

自然共生サイトとは|企業の緑地を国が認定する新制度

2026.10.09

gx-staff

自然共生サイトとは|民間の土地を保全ネットに サムネイル

GX用語解説:自然共生サイト

自然共生サイトとは

自然共生サイトとは、企業の森林・緑地や里山、ゴルフ場、ビオトープなど、民間が主体的に管理する土地のうち、生物多様性の保全に貢献していると環境大臣が認定する区域です。2023年度に制度が創設され、国立公園のような法定保護区とは異なる形で、企業・自治体・団体が保有する土地を生物多様性保全のネットワークに組み込む仕組みとして運用されています。国際的な「OECM(保護地域以外での効果的な地域をベースとする保全手段)」の日本版に相当します。

結論から言えば、自然共生サイトは「企業が持つ緑地を、国が”守るべき自然”として公式に認める」制度です。ネイチャーポジティブ(2030年までに自然の損失を反転させる国際目標)の達成には、法定保護区だけでなく民間の土地の保全活動も不可欠であり、日本はこの認定制度を通じて、2030年までに陸域・海域の30%を保全する「30by30」目標の達成を目指しています。

この記事の要点

  • 自然共生サイト=企業の森林・緑地等、民間主体の生物多様性保全区域を環境大臣が認定する制度。
  • 2023年度創設。国際的な「OECM」の日本版に相当し、法定保護区以外の保全区域を拡大する狙い。
  • 認定区域は「自然共生サイト」として国のデータベースに登録され、国際データベース(OECM)にも反映される。
  • 日本の「30by30」目標(2030年までに陸域・海域の30%保全)達成の重要な手段に位置づけられる。
  • 認定を受けることで、企業のTNFD開示や統合報告書における自然への貢献の裏付けになる。

実務での使われ方

工場敷地内の緑地や社有林、ビオトープ等を保有する企業は、その土地の生物多様性保全価値を専門家の調査に基づいて申請し、環境省の審査を経て自然共生サイトとして認定を受けることができます。認定を受けた企業は、自社の生物多様性保全への貢献を対外的に示す具体的な証拠として、統合報告書やTNFD開示、地域社会とのコミュニケーションに活用しています。

また、認定区域は生物多様性のクレジット化(Jクレジットの森林分野等との連携)や、地域の生態系ネットワーク形成における拠点としての役割も期待されており、単なる緑地管理を超えた戦略的な土地活用の選択肢として位置づけられつつあります。

詳細説明

OECMという国際的な考え方

OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)は、国立公園のような法定保護区ではないものの、実質的に生物多様性の保全に貢献している地域を指す国際的な概念で、2022年のCOP15で採択された昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)における「30by30」目標の達成手段として位置づけられています。自然共生サイトは、このOECMの考え方を日本国内で制度化したものです。

認定のプロセスと要件

自然共生サイトの認定を受けるには、対象区域の生物多様性の状況を示す調査データを添えて申請し、有識者による審査を経る必要があります。継続的な管理体制が確保されていることや、法令違反がないことなども要件に含まれ、認定後も定期的なモニタリングと報告が求められます。

中堅企業の最初の3歩

第一に、自社が保有する森林・緑地・ビオトープ等が生物多様性保全の価値を持つかを専門家に相談します。第二に、自然共生サイトの認定申請プロセスと必要な調査費用を確認します。第三に、認定取得後の対外発信(統合報告書、TNFD開示等)への活用方法を検討します。

自然共生サイトの位置づけ
2023年度創設・OECMの日本版・「30by30」目標(2030年までに陸海30%保全)達成の手段
出典:環境省「自然共生サイト」

FAQ

Q1. 自然共生サイトとは何ですか?

企業の森林・緑地等、民間が主体的に管理する土地のうち、生物多様性保全に貢献していると環境大臣が認定する区域です。

Q2. 国立公園などの法定保護区とは違いますか?

法定保護区とは異なり、企業や団体が保有する土地を対象に、国際的なOECMの考え方に基づいて認定する制度です。

Q3. なぜ「30by30」と関係するのですか?

2030年までに陸域・海域の30%を保全する国際目標の達成に、法定保護区だけでなく民間の保全区域を組み込むためです。

Q4. 企業にどんなメリットがありますか?

TNFD開示や統合報告書における自然への貢献の具体的な証拠として活用でき、地域社会との関係構築にも役立ちます。

GX GLOSSARY HANDBOOK
無料ダウンロード

GX用語集ハンドブック(全100語収録)

GX重要用語100語を、経営判断に必要なポイントだけ凝縮。関西GX推進協議会の監修で、取引先からの脱炭素対応にすぐ答えられる一冊です。

無料で資料を申し込む →

GX Times Lab 運営

GX Times Lab 運営

編集責任:GX Times Lab 運営 / 監修:一般社団法人 関西GX推進協議会

最終更新:2026-10-09 12:00

GX Times Labについて

GX Times Labは、中堅・中小企業向けの独立系GXメディアです。

創刊編集長 遠藤翼
創刊編集長 遠藤翼 人物紹介・運営体制を見る →

公式SNS

GX times labの最新のニュースをお届けします。

お役立ち資料を見る相談の予約へ