GX用語解説:エコマーク
エコマークとは
エコマークとは、公益財団法人日本環境協会が認定する、日本で最も広く知られる環境ラベルです。商品の生産から廃棄までのライフサイクル全体を通じて環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品・サービスに表示され、消費者や調達担当者が環境配慮型の製品を選ぶ際の目印として、1989年の制度開始以来使われてきました。
結論から言えば、エコマークは日本における環境ラベルの「元祖」であり、最も知名度の高い制度です。国際標準化機構(ISO)が定めるタイプI環境ラベル(第三者認証による環境ラベル)の考え方に沿って運用されており、認定基準は商品分野ごとに個別に策定されています。
この記事の要点
- エコマーク=日本環境協会が認定する日本で最も広く知られる環境ラベル。1989年開始。
- 商品のライフサイクル全体での環境負荷の低さを認定する制度。
- ISO14024が定める「タイプI環境ラベル」の考え方に沿って運用される。
- 認定基準は商品分野ごとに個別に策定されている。
- 公共調達や企業のグリーン購入の判断材料として活用される。
実務での使われ方
製造業・卸小売業にとって、エコマークの取得は自社製品の環境性能を消費者や取引先に分かりやすく伝える手段です。グリーン購入法に基づき、国や地方自治体が環境配慮型製品を優先的に調達する際、エコマーク認定商品が判断材料の一つとして扱われることもあります。
一方で、認定を取得するには商品分野ごとに定められた基準への適合と、審査・認証の手続きが必要です。取得・維持のコストと、販売促進やブランディングへの効果を見比べながら、自社製品での活用を検討することが実務上のポイントです。
詳細説明
環境ラベルの3類型
ISO14020シリーズは、環境ラベルを3つのタイプに分類しています。第三者が認証する「タイプI」(エコマークが該当)、事業者が自己宣言する「タイプII」、製品のライフサイクル全体の環境影響を定量的に開示する「タイプIII(環境製品宣言・EPD)」です。エコマークはこの中で最も信頼性の高いタイプIに位置づけられます。
認定の仕組み
エコマークの認定基準は、商品分野(文具・家電・建材・食品容器など)ごとに、原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクルを考慮して策定されます。申請企業は基準への適合を証明する書類を提出し、日本環境協会の審査を経て認定されます。基準は定期的に見直され、より高い環境性能が求められるようになっています。
中堅企業の最初の3歩
第一に、自社製品が該当する商品分野にエコマークの認定基準があるかを確認します。第二に、取得によるメリット(公共調達・取引先評価等)とコストを比較検討します。第三に、グリーン購入法対応が必要な取引先がある場合、認定取得の優先度を高めます。
タイプI=第三者認証(エコマーク) / タイプII=自己宣言 / タイプIII=定量開示(EPD)
出典:公益財団法人日本環境協会
FAQ
Q1. エコマークとは何ですか?
日本環境協会が認定する、日本で最も広く知られる環境ラベルです。商品のライフサイクル全体での環境負荷の低さを認定します。
Q2. どんな種類の環境ラベルがありますか?
ISO14020シリーズは第三者認証のタイプI(エコマーク)、自己宣言のタイプII、定量開示のタイプIII(EPD)に分類しています。
Q3. どうやって取得しますか?
商品分野ごとの認定基準への適合を証明する書類を提出し、日本環境協会の審査を経て認定されます。
Q4. 中堅企業はどう活用すればよいですか?
自社製品の該当分野に基準があるかを確認し、公共調達やグリーン購入対応の取引先評価を踏まえて取得を検討します。
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