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GX用語集

PRI(責任投資原則)とは|機関投資家がESGを重視する理由

2026.08.28

gx-staff

PRIとは|国連責任投資原則 サムネイル

GX用語解説:PRI

PRIとは

PRI(Principles for Responsible Investment、責任投資原則)とは、投資判断にESG(環境・社会・ガバナンス)の視点を組み込むことを求める、国連が支援する投資原則です。2006年に策定され、世界5,000以上の機関投資家・資産運用会社が署名しています。署名機関は、投資分析や意思決定にESG課題を組み込むことなど、6つの原則の実践を求められます。

結論から言えば、PRIは「機関投資家がESGを無視できなくなった」ことを示す国際的な合意です。年金基金・保険会社・資産運用会社などがPRIに署名することで、投資先企業に対してもESGへの対応を求める圧力が強まり、ESG投資拡大の制度的な後押しとなってきました。

この記事の要点

  • PRI=投資判断にESGの視点を組み込むことを求める国連支援の原則。2006年策定。
  • 世界5,000以上の機関投資家・資産運用会社が署名。
  • 投資分析・意思決定へのESG組み込みなど6つの原則で構成される。
  • ESG投資拡大を制度面から後押ししてきた枠組み。
  • 機関投資家の行動規範であるスチュワードシップコードとも関連が深い。

実務での使われ方

企業にとってPRIは、直接署名する対象ではありませんが、自社の株主や取引金融機関がPRI署名機関であれば、投資判断や融資判断の過程でESG情報の開示を求められる可能性があります。特に、年金基金や大手資産運用会社が主要株主である企業は、PRIを通じた間接的な影響を受けやすい立場にあります。

また、TCFDCDPといった開示の枠組みは、PRI署名機関が投資判断の材料として重視する情報源でもあり、企業の開示対応の重要性を裏づける背景の一つになっています。

詳細説明

PRIの6原則

PRIは、①投資分析と意思決定プロセスにESG課題を組み込む、②活動的な所有者となりESG課題を方針と実践に組み込む、③投資対象にESG課題の適切な開示を求める、④資産運用業界がPRIを受け入れ実行するよう促す、⑤PRI実践の効果を高めるため協働する、⑥PRIの実施状況を報告する、という6つの原則で構成されています。

スチュワードシップコードとの関係

PRIが投資判断へのESG組み込みを求める国際原則であるのに対し、スチュワードシップコードは日本の金融庁が定める、機関投資家の行動規範です。両者は重なる部分も多く、投資先企業との建設的な対話(エンゲージメント)を通じて企業価値向上を促すという考え方を共有しています。

中堅企業の最初の3歩

第一に、自社の主要株主・取引金融機関がPRI署名機関かを確認します。第二に、ESG関連の開示要請があった場合の対応窓口・体制を整理します。第三に、TCFD・CDPなど、投資家が重視する開示枠組みへの対応状況を確認します。

PRIの規模
2006年策定/世界5,000以上の機関投資家が署名
出典:国連責任投資原則(UNPRI)

FAQ

Q1. PRIとは何ですか?

投資判断にESGの視点を組み込むことを求める、国連が支援する投資原則です。2006年に策定され世界5,000以上の機関が署名しています。

Q2. どんな内容の原則ですか?

投資分析へのESG組み込みや、投資対象への開示要求など、6つの原則で構成されています。

Q3. 企業に直接関係しますか?

企業が直接署名する対象ではありませんが、株主や取引金融機関がPRI署名機関であれば、ESG情報の開示を求められる可能性があります。

Q4. 中堅企業は何を確認すればよいですか?

主要株主・取引金融機関の署名状況を確認し、TCFD・CDPなど投資家が重視する開示枠組みへの対応を整理します。

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編集責任:GX Times Lab 運営 / 監修:一般社団法人 関西GX推進協議会

最終更新:2026-08-28 12:00

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