GX用語解説:EV充電インフラ
EV充電インフラとは
EV充電インフラとは、電気自動車(EV)に電力を供給するための充電設備・充電網の総称です。短時間で大容量を充電できる「急速充電器」と、時間をかけて充電する「普通充電器」に大別され、事業所・商業施設・高速道路のサービスエリアなど、様々な場所への設置が進んでいます。
結論から言えば、EV充電インフラの整備状況は、企業がEVやEVトラックを導入できるかを左右する重要な前提条件です。自社車両の電動化を検討する企業にとって、充電インフラの計画は車両選定と同じくらい重要な検討事項になります。
この記事の要点
実務での使われ方
社用車や配送車両をEV化する企業にとって、充電インフラの確保は導入計画の中核です。自社敷地内に充電器を設置する場合、契約電力や工事費用、充電のタイミング(業務時間中か夜間か)などを検討する必要があります。外部の公共充電網に依存する場合は、営業エリア内の充電スポットの分布や、充電待ち時間も運行計画に影響します。
また、蓄電池を搭載するEVの特性を活かし、V2G(EVから電力系統への給電)やV2H(EVから住宅・事業所への給電)といった、充電インフラを双方向の電力活用に発展させる動きも広がっています。
詳細説明
急速充電と普通充電の違い
急速充電器は数十分程度でバッテリーの大部分を充電できる一方、設備コストが高く、主に高速道路のサービスエリアや商業施設に設置されます。普通充電器は充電に数時間を要しますが、設備コストが低く、自社駐車場や夜間駐車中の充電に適しています。事業用途では、車両の稼働パターンに応じて両者を使い分けることが一般的です。
充電インフラと再エネ・VPPとの接点
EV充電インフラは、単なる給油設備の代替にとどまらず、再生可能エネルギーの活用や電力系統の安定化とも接点を持ちます。太陽光発電と組み合わせて日中に充電したり、VPPの一部として電力系統に貢献したりする活用が今後広がると見込まれます。
中堅企業の最初の3歩
第一に、社用車・配送車両の電動化計画と、充電インフラの整備計画を同時に検討します。第二に、自社敷地への設置(自家用)か、公共充電網の利用かを、稼働パターンに応じて判断します。第三に、契約電力や工事費用など、充電インフラ導入に伴うコストを試算します。
急速充電=短時間・高コスト / 普通充電=長時間・低コスト
出典:経済産業省・国土交通省
FAQ
Q1. EV充電インフラとは何ですか?
電気自動車に電力を供給する充電設備・充電網の総称です。急速充電器と普通充電器に大別され、EV導入の前提となる基盤インフラです。
Q2. 急速充電と普通充電の違いは?
急速充電は短時間で充電できますが設備コストが高く、普通充電は時間がかかりますがコストが低い方式です。稼働パターンに応じて使い分けます。
Q3. 自家用と公共充電網、どちらを選ぶべきですか?
車両の稼働パターンによります。夜間駐車中に充電できるなら自家用の普通充電器、営業エリアが広い場合は公共充電網の活用も検討します。
Q4. 充電インフラは充電以外にも使えますか?
はい。V2GやV2Hのように、EVのバッテリーから電力系統や施設へ給電する双方向の活用も広がっています。
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