GX用語解説:GX推進機構
GX推進機構とは
GX推進機構とは、日本のGX(グリーントランスフォーメーション)を金融面・制度面から支える認可法人です。GX経済移行債を原資とした金融支援(債務保証など)や、GX-ETSの本格稼働に伴う排出枠の有償オークションの運営などを担う組織として、2024年に設立されました。
結論から言えば、GX推進機構は日本のGX政策を実行に移す「事務局」的な役割を担う組織です。政府が示すGX推進法やGX経済移行債といった「制度・資金の枠組み」を、実際の企業向け支援や排出量取引の運営という「実務」に落とし込む機能を持っています。
この記事の要点
実務での使われ方
大規模な脱炭素投資を計画する企業にとって、GX推進機構は資金調達面での支援策の窓口になり得ます。GX推進機構による債務保証などを活用できれば、民間金融機関からの資金調達がしやすくなる可能性があり、脱炭素関連の設備投資を検討する企業は、こうした支援制度の動向を把握しておく価値があります。
また、GX-ETSの本格稼働に伴い、多排出企業は排出枠の有償オークションへの参加が必要になる場合があり、その運営主体としてもGX推進機構が重要な役割を果たします。
詳細説明
金融支援機能
GX推進機構は、GX経済移行債により調達した資金を原資に、脱炭素関連の設備投資に対する債務保証などの金融支援を行います。これにより、リスクが高く民間金融機関だけでは資金調達が難しいプロジェクトの実現を後押しします。
GX-ETS運営機能
2026年度から本格稼働するGX-ETSでは、これまでの自主参加型から、多排出企業への参加義務化と、排出枠の一部有償化(有償オークション)が予定されています。GX推進機構は、このオークションの実施主体として、排出量取引制度の実務を担います。
中堅企業の最初の3歩
第一に、自社の脱炭素投資計画が、GX推進機構の金融支援策の対象になりうるかを確認します。第二に、GX-ETSの対象企業になる見込みがあるかを確認します。第三に、GX推進機構や経済産業省が発信する制度の最新情報を継続的に把握します。
金融支援(GX経済移行債活用) + GX-ETS有償オークション運営
出典:経済産業省
FAQ
Q1. GX推進機構とは何ですか?
日本のGXを金融面・制度面から支える認可法人です。2024年に設立され、GX経済移行債を原資とした金融支援やGX-ETSの運営を担います。
Q2. どんな金融支援を行いますか?
脱炭素関連の設備投資に対する債務保証などを行い、民間金融機関だけでは資金調達が難しいプロジェクトの実現を後押しします。
Q3. GX-ETSとどう関係しますか?
GX-ETSの本格稼働に伴う排出枠の有償オークションの実施主体として、排出量取引制度の運営を担います。
Q4. 中堅企業は何を確認すればよいですか?
自社の脱炭素投資計画が金融支援の対象になりうるか、GX-ETSの対象企業になる見込みがあるかを確認します。
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